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一年、流星のごとし

何気にテレビから流れる
コマーシャルの曲に息を呑んだ。
仕事の手を止め、
思わず聞き入ってしまった。

このコマーシャル≫
心底、しびれた!

手嶌 葵。
彼女をはじめて知ったのは、この曲
で、このコマーシャルは、
彼のこの曲をカヴァーしたもの。
なつかしい・・。

1979年、小生18歳。
悩み多き青春時代の
多感な思春期のころの歌。
吉田拓郎の名曲「流星」である。
それをあの手嶌葵さんがカヴァーした曲を
偶然にも
運命的に耳にした瞬間、
オッサンの心は大きく震えた。
込み上げるものを覚えた・・

同じ曲なのに
アーティストが変わると
こうも見える景色が違うものなのか・・
新たな魂が吹き込まれたような・・
まるで別物である。
あらためて、
手嶌ワールドに
どっぷり魅了されているところ。

無表情で淡々と歌うその姿。
私、たぶん、
どこか陰のある
神秘的な女に弱い男かも・・
そして、こちらのカヴァーもすばらしい。
(「ひとつありますわぁ」 と、1本指を立てたおばあちゃんが、とてもかわいい)

どれもマイナー調の曲なのに
なぜか悲壮感はなく、
勇気が沸々と湧いてくるのは
なぜだろう・・

物静かで、
語りかけるような歌声に
内に秘めたるゆるぎない力強さと、
人間くさい個性を感じずにはいられない。
静けさにまさる強さなのか・・
私もこんな存在でいたいと、
なれもしないのに思ったりしている。
静けさとは対極のポジション。
人間、自分にないものに惹かれるもの。

さあ、今一度、
歌詞の意味をじっくりかみしめ、
眼を閉じ、
背筋を伸ばし、
腰をすえてお聞きくださいませ。
「流星」手嶌葵版フルバージョン≫

僕の欲しかったものは、なんですか・・
子供の頃の夢は何でしたか?
あらためて自らに問いかけ、
今、星を数える男になっている(笑)

幸福だとは言わないが、
不幸ぶるのはがらじゃない・・
「だけど、この仕事でほんとうの自分になれた」
なんて言える人生を送りたいもの。
すべての人がそう思える
そんな年が迎えられることを願っております。

今年一年のご愛顧、
誠にありがとうございました。
来年も相変わりませずお引き立てを賜りますよう、
宜しくお願い申し上げます。
末筆ながら皆々様の
来る年のお幸せを
心よりお祈り申し上げます。

どうぞよい年をお迎えくださいませ。

                       COVER ALL  店主


PS
COVER ALL は、
新年5日まで、星を数えております。。。
by cover-all | 2010-12-31 16:12 | 雑感 | Comments(0)

想う事、感じるままの走り書き


by cover-all