人気ブログランキング | 話題のタグを見る

擬態

学歴が高いとか、
エリートだとか、
学問をしたことの結果は、
いったいその人のどこに現れるのだろうか。

どのような分野であれ、
多くを学ばれた人の中には
いろいろな方がおみえになる。
たとえば、
自分の知識を鼻にかける人。
口に出しては言わないまでも、
言葉の端ばしにそれが匂ったり、
態度がなんとなく横柄になったり、
相手を見下すような仕草をする。
いったい自分を
何者にみせようとしているのか・・

逆に、
本当の意味で学問した人ほど、
知識をひけらかすことなく、
物腰が低いのではないだろうか。
尊大にふるまうか、
謙虚な態度が身についているのかで、
その人の品格が
如実に現れるもの。

そうなる理由は、
おそらく自分に
自信があるかないかの違いだろう。
自信のない者は、
ない分だけ自分の功績を主張したり、
過去を自慢したりする。
自信のある人は、
それを自ら語ろうとはしない。
自信があるから、
ことさら他人に自分を
ひけらかす必要がないのだろう。
口数少なく微笑んでいるだけ。
俗に、出来る人の特徴か・・

くしくも昨夜、
ある居酒屋で、
対極の両者をみた。

“能ある鷹は爪を隠す”と言われるが、
“爪を隠せない鷹”は、
きっと獲物も少なかろう・・

ただ、
ワタシは、隠す爪すらないが(笑)
頭の中では、
こんなBGMがエンドレスに流れていた。
メロディーもさることながら
歌詞の一言一句、
すべてが真髄を得ている。
Mr.Children 『擬態』
(視聴カウンター下のバーをクリックすると歌詞が出ます)

  富を得た者はそうでない者より
  満たされてるって思ってるの!?
  障害を持つ者はそうでない者より
  不自由だって誰が決めんの!?
  目じゃないとこ
  耳じゃないどこかを使って見聞きをしなければ
  見落としてしまう
  何かに擬態したものばかり・・

by cover-all | 2011-01-10 10:47 | 雑感 | Comments(0)

想う事、感じるままの走り書き


by cover-all